天童木工プライウッド×鉄脚椅子 1950年代の、天童木工のプライウッドと鉄脚が組み合わせられたダイニングチェア。ミッドセンチュリー期の、ジャパニーズモダンデザインです。ローズウッドの突き板仕上げ。 背と座一体整形の3次曲線を持つプライウッドの椅子は、高い加工技術を要することからなかなか見られません。現行で製造しているのも天童木工社くらいではないでしょうか。 中央にスリットを入れることにより、プライウッドによる一体整形のシェルを実現したデザイン。 ブックマッチで仕上げられたローズウッドの木目がきれい。 座面も人体に沿った曲線を描いています。 身体を包み込むような座り心地です。 ワイングラスを逆さまにしたような造形のスリットは、持ち運びの際の取手としての機能もしています。 座面の張り時は、落ち着いた色味の太めの糸で織られたファブリック。いい質感です。目立つ傷みや汚れやのない良好な状態。 プライウッドに薄いスレや剥がれが見られ、 座面のウレタンに少しヘタリを感じる箇所があり、脚に細かい錆びが見られますが、大きなダメージはありません。 また、2脚の座面裏に張替え跡が見られ、うち1脚にオリジナルのファブリックを留めていた古い釘が残っていますが、構造的な問題はありません。 存在感のある美しいデザイン。素材の組み合わせもとてもいいですね。最近ではめったに見かけなくなりました。大変希少な椅子だと思います。 天童木工プライウッド×鉄脚椅子 サイズ 幅440、奥行き535、高さ800、座面高さ420 価格 売約済 ありがとうございました。 購入する ( Contact )