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李朝 十二角小盤 狗足 欅無垢材

李朝家具の、小盤(ソバン)と呼ばれる一人用の御膳です。脚先が内側に曲がった、狗足盤(クジョッパン)と呼ばれるタイプのものですが、忠州地方で作られていたので別名忠州盤(チュンジュバン)とも呼ばれています。天板は十二角。
やや古いもののように思われます。日本では柳宗悦、芹沢銈介らが魅力を伝えたことで広く知られた李朝家具は、インテリアとしても大変魅力的。
天板には欅の無垢材が使用されています。
天板下の「雲脚」と呼ばれる横材の造形がきれいで、そこに挟み込むように付けられた脚との取り合い部分も美しく仕上がっています。
力強さを感じる脚の造形。
天板に薄い輪ジミや色ムラが見られ、やや反りが生じているようですが、緩みや大きな傷みはありません。
やはりどこか大陸的な印象の、李氏朝鮮時代の代表的な庶民家具です。天板の繊細さに比べて脚がしっかりしていますが、そのアンバランスさも李朝家具の魅力とも言えるでしょう。

李朝 十二角小盤 狗足 欅無垢材

サイズ   幅400、奥行き390、高さ295
価格   売約済 ありがとうございました。