コトブキスタッキングチェア

コトブキ社製、ポリプロピレン（PP）製のシェルと黒い鉄脚の組み合わせのスタッキングチェアです。70〜80年代のもの。青とオレンジの2色が入荷しています。

プラスチック素材の開発により、1950年代以降、イームズのシェルチェアに代表される軽量かつ丈夫な椅子をリーズナブルな価格で提供できるようになりました。日本のプラスチック成形技術のパイオニアであったコトブキ社も、柳宗理、剣持勇、丹下健三など、当時のデザイナー、建築家と数多くの製品を生み出しています。

スタッキング時も安定しており、真上に重なっていきますので場所をとらずに複数保管可能です。

コンパクトな背もたれで小振りなサイズ感ですが、大人が座っても窮屈なことはなく、座面はビニールレザー張り地のクッション付きで良好な座り心地。

プラスチック素材の登場によって実現した一体成形技術による3次元曲面のシェルは、強度があり、耐久性にも優れています。

鮮やかな青やオレンジに近い赤の色使いがポップな雰囲気。

すべてではありませんが、コトブキのシールが残っている物もあります。

シェルに細かい傷があり、

脚に少し塗装の剥がれや錆びが見られます。

また、座面にスタッキングの跡や、

やや染みや色褪せが見られますが、大きなダメージや構造的な問題はありません。赤の1脚のシートに浮きがありますので、こちらは少しお安めにします。

発表から50年程経っても色褪せず、現代の空間にも馴染んでくれる使い勝手の良いミッドセンチュリーな雰囲気の椅子です。本数がありますので、まとまった数をお探しの方にもおすすめです。

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