世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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小振りな医療用脚付ガラスケース

白いペンキの質感が魅力的な、眼科で使用されていたガラス天板付きの医療用ケースです。昭和20〜30年代。
スリムな4本脚が付いた、縦長なプロポーションです。
天板を含めて5面がガラスですので光がよく通り、中に入れたものを明るくきれいに見せてくれます。
正面はフラップ式の扉。
小さなキャスターもなかなかキュートです。
枠や脚に施された面取りは、この時代の家具らしい少しクラシカルな印象。
ガラス製の小さな取手も古い医療家具ものならではです。
角の金属製パーツも医療用家具によく見かけるディテール。
時代を感じる古いプレート付き。「東京 本郷 小石川」との表記がみられます。現在の文京区には当時から医療家具、機器店が多く集まっていたとのこと。眼科器械専門の会社があったのですね。
全体に細かい塗装の傷があり、下段にペンキの剥がれが見られます。
またキャスターの金属部分に少し錆びが生じていますが、動作に問題はなく、大きなダメージもありません。
医療用だからこその独特なデザインと長い年月によって醸し出された味深い質感に惹かれます。こういった家具には珍しい小振りなサイズ感で、ちょっとした空間の活用や、店舗什器としてアクセサリーなどのディスプレイにもおすすめです。

小振りな医療用脚付ガラスケース

サイズ   400角、高さ760
価格   売約済 ありがとうございました。