世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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Royal Copenhagen “Tenera” ボウル

デンマーク、ロイヤルコペンハーゲンFajanceラインの“Tenera” (テネラ)シリーズのボウルです。60年代のヴィンテージ。前身のAluminia(アルミニア)社時代に作られたものです。
“Tenera”は、当時学校を卒業したばかりの6人の女性デザイナーたちにより生み出されたシリーズ。こちらはInge-Lise Koefoed(インゲ・リセ・コェフォード)によるデザインです。
インゲ・リセ・コェフォードの作品は抽象的なパターンを太い筆で力強く描いたものが多く、ダイナミックでとても華やかな印象。
Fajanceは低温で焼成した、磁器とは少し違って陶器に近い質感のライン。厚みと表情のある白いベースにコバルトブルーの対比や釉薬のグラデーションが美しく映えています。
バックスタンプにはAluminia社の表記と、デザイナーと絵付け師の直筆によるサインがあります。1969年以降にはロイヤルコペンハーゲンのマークに統一されるようになりました。

全体的に貫入や、外側に線状の、
内側にも点状の窯キズがあります。大きなキズや欠けなどはありません。
ロイヤルコペンハーゲンの、磁気による繊細で優雅なイメージとは対照的な質感、デザインの“Tenera”シリーズ。勢いがあり個性的な作品だと思います。器としての実用だけでなく、オブジェとしてインテリアのアクセントにもなってくれそうです。

Royal Copenhagen “Tenera” ボウル

サイズ   直径265、高さ110
価格   売約済 ありがとうございました。