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スウェーデン Upsala Ekeby 角皿

スウェーデンUpsala Ekeby(ウプサラ・エケビイ)社製、女性の顔がモチーフの“Beata”シリーズの角皿です。1960年代後半。
デザインはロシア生まれで、第2次世界大戦後にスウェーデンに亡命し、1950年代からUpsala Ekeby社がその活動を終える1972年まで多くの作品を同社に残した、Mari Simmulson(マリ・シムルソン)。
力強い瞳で見つめる女性が特徴的なシリーズで、クールな瞳と少しだけ微笑んだ口元からは、女性をモチーフに多くの作品を作ったMari Simmulsonの女性像を感じることができます。
フチには小さな円が連続しており、首元にも描かれた幾何学モチーフが甘さを程よく和らげている印象です。
元の茶色い素地を生かしながら、彫り込まれた図柄に釉薬で色づけされたており、表情や質感のバランスが絶妙。
裏面にUpsala Ekebyのロゴと、Mari Simmulsonのサインが見られます。
女性の花のあたりに細かいスレが見られ、フチにごくわずかなカケや、
釉薬部分に貫入が見られますが、大きなキズやヒビなどはありません。
その他の北欧の作家たちの焼き物作品とは少し違う作風は、彼女の生まれ育った背景も影響しているのでしょうか。クールですが、不思議な優しさも感じさせます。

スウェーデン Upsala Ekeby 角皿

サイズ   幅165、奥行き165、高さ35
価格   売約済 ありがとうございました。