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天童木工 “ANTLER” 坂倉準三

1966年に発表された、坂倉準三建築研究所デザイン、天童木工社製の“ANTLER”チェアです。どちらもシート張り地は、オリジナルのオフホワイトの合皮です。
名の通り、鹿の枝角を思わせるフレームの形状が特徴的。
フレームとシェルの曲線が交差しあう、天童木工の高いプライウッド加工技術が存分に活かされたとてもきれいなデザインだと思います。
シートはプライウッドで成形されており、広めの座面と体に心地よいカーブがいい雰囲気。
浮いているように取り付けられたシェルにより、軽快な印象に。
「コマ入れ」と呼ばれる天童木工独自の技術により、高い強度を実現したフレーム構造。視覚的なポイントとしても機能しています。
マットな質感の合皮はお手入れが楽ですので、ダイニングチェアとしてもおすすめ。
フレーム部分に突き板欠けや細かな打ち込み、
塗装の変色が見られ、
張り地にも幾つかの細かい傷みや、
小さなシミなどが見られますが、大きなダメージはなく、構造的にもしっかりしています。
発売以来愛され続けているロングライフ製品。機能性とデザイン性がうまく組み合わさったジャパニーズモダンの名作だと思います。

天童木工 “ANTLER” 坂倉準三

サイズ   幅560、奥行き600、高さ810、座面高さ410
価格   売約済 ありがとうございました。