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マルニ木工 初期型デルタチェア

マルニ木工社製、ブナ材フレームの小ぶりな食堂椅子。三角形の脚の構造から「デルタチェア」と呼ばれています。一度廃番になりましたが、2017年に復刻され現在も製造販売されているロングセラー・デザインチェアです。
発表は1961年。現行のものは丸みを帯びたフォルムになっていますが、こちらは全体に角ばった初期型のモデルです。
座面の中心から前後に脚が斜めに伸び背の材が後ろ脚の中間につながる構造は強度的に優れており、見た目も個性的。
背中を優しくホールドするために緩やかな曲線を描いた背もたれにも、無垢板が使用されています。
交差し合う斜めのラインがきれい。
座面はベージュと水色の糸で編まれたウール混のファブリックで張り替え済みで、内部のウレタンも交換しています
座面のフレームは組み継ぎで、量産家具としてはとても丁寧な作りになっていると思います。
細かい木部の傷などは見られますが、大きなダメージやぐらつきなどはありません。
やや薄くなっていますが、クジャクがモチーフの古い時代のマルニ木工のロゴが残っています。
コンパクトでとてもかわいらしい椅子です。経年で味わいを増したブナ材の質感と角ばったフォルムの相性も悪くないですね。

マルニ木工 初期型デルタチェア

サイズ   幅325、奥行き400、高さ745、座面高さ440
価格   売約済 ありがとうございました。