世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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Yrjo Kukkapuro “No.414”

フィンランドHAIMI社製のチェア、“No.414”です。デザインはフィンランドを代表する家具デザイナー、Yrjo Kukkapuro(ウリヨ・クッカプーロ)。1970年代のヴィンテージ。
クッカプーロは、日本でも人気のあるFanettチェアやDomusチェアなどを手掛けたIlmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)に師事した後1959年に独立し、Karuselliに代表される家具デザインだけではなく、駅や空港ターミナルの設計を手掛けるなど建築の分野でも活躍しています。
体を包み込むようなシェルにはFRPが使用されており、3次曲線が体にフィットして良好な座り心地に。
背面、座面ともにやや幅広く、日本人にはややゆとりのあるサイズ感といった印象です。
表現の難しい微妙な色味で塗装された、回転機能付のベースはアルミ製。大きな円形の土台で安定感があります。
張り地は黒の合皮。張り替えなどはされておらず、オリジナルのままの状態です。
背もたれに細かい傷が見られ、
張り地に細かい傷や、
縫い目部分の若干のほつれが見られ、
シェルの背面や、
土台にも少しスレが見られますが、いずれも表面的なものです。目立つ大きなダメージや構造的な問題はありません。
あまり入荷することのない、フィンランドの70年代プロダクト。落ちついた色合いやスページエイジ的なフォルムが、他の北欧ヴィンテージプロダクトとは違う個性を放ちます。

Yrjo Kukkapuro “No.414”

サイズ   幅525、奥行き615、高さ805、座面高さ455
価格   売約済 ありがとうございました。