世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
Modern design and Folk art of the world.

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昭和初期 ナラ無垢材ガラス戸棚

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ナラ無垢材が使用された、昭和初期の2段重ね戸棚です。
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上段はガラス開き戸が2段、下段はガラス開き戸の下に引き出し4杯の構成。
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開き戸内は全て、棚板などの無いオープンな収納スペースとなっています。
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合板が使用されることの多い側面にも薄い無垢板が嵌め込まれた、贅沢な素材使い。
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全体的に斑の入った材が使用され、材料選び、木取りにかなり気が配られており、おそらく当時の高級家具として作られたものと思われます。
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上部の、カットと象嵌によるアール・デコな装飾も見事。
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大正中期〜昭和初期にかけて使用されていた、「結霜ガラス」と呼ばれる古いガラスが残っています。フロストガラスの上に膠(にかわ)の水溶液を塗り、低温で加熱して制作され、収縮した膠がガラスの表面を削り取ることで鳥の羽のような模様を描きます。
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削られた部分が透明になり、その他残った箇所がフロストガラスの状態のまま残って、独特の模様になっています。柄の細かさに差異がありますが、それも自然現象を用いた技法ゆえでしょう。
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残念なことにオリジナルの取手が扉、引き出し、それぞれ1カ所ずつ欠損しています。現状のままのお渡しとなりますので、ご了承ください。
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木部にも細かい傷みが見られますが、目立つダメージや使用に支障のある問題はありません。
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スタイル、ディテール、素材など、この時期に作られた家具にしか見られない表情がとても魅力的。取手の欠損はありますが、コンディションもかなり良好と言えると思います。食器棚、本棚など、用途も色々。時代の空気感をそのまま現代に伝える、たいへん希少な家具です。

昭和初期 ナラ無垢材ガラス戸棚

サイズ   幅848、奥行き358、高さ1,420
価格   ¥145,000 (税込み)