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松本民芸 #514型ラッシスツール

松本民芸家具の「#514型ラッシスツール」です。民藝運動を提唱した人物の1人である柳宗悦が、1936年に開設した日本民藝館で使用するために自らデザインしたもの。
フレームはミズメザクラ無垢材、座面は「太藺草」を撚った素材で、どちらも国産の質の高い材料が使用されています。
座面の両サイドが反り上がった座面の形状が個性的。
脚は力強くどっしりとしていますが、幕板の切り込みや内側のカットなどにより、絶妙なバランスのフォルムとなっています。
太さを揃えたきれいな編みは、熟練の職人ならではの仕事。
柔らかな雰囲気の木目もきれいです。
制作を担当した職人の銘入り。
角にわずかな欠けがあり、
細かな打ち込みやスレなども見られます。
ラッシ編みにも表面的な傷みが見られますが、目立つ大きなダメージや構造的な問題はありません。
色のコントラストもきれい。派手な個性やこれ見よがしなデザイン性はありませんが、柳宗悦の鋭い審美眼や高い美意識に基づいた、健やかな美が感じられます。

松本民芸 #514型ラッシスツール

サイズ   幅420、奥行き330、高さ340
価格   売約済 ありがとうございました。