レトロモダン2人掛けソファ

60年代頃のものと思われる、2人掛けソファです。スラリとした脚が特徴の、スリムなデザイン。構造や使用されている材料から判断して、ヨーロッパのものではないかと思います。イギリスのヴィンテージでしょうか。

張り時はモスグリーンの、やや光沢感のあるファブリック。画像では光の当たり方で色の濃淡が出ていますが、実際の色に差異はありません。

きれいに巻き込まれたアーム。腕のいい職人の仕事ですね。

背、座共にスプリングクッション仕様で、しっかりとした弾力があります。体が沈み込むことのない、程よいクッション性。

やや外に膨らんだアームのライン。この辺りもきちっとデザインされています。

張り時に若干の傷みや角のスレが見られますが、シミや汚れもなく、良好な状態です。

クッション下の座面の下地に小さなキズもありますが、使用には支障ないと思います。ちなみに、こういったキルティング生地が座面下に仕様されている日本の古いソファは、見た覚えがありません。

織りでさりげなくラインが入ったファブリック。こちらも日本のものではあまり見たことがない質感のものです。

スプリングクッション表面のウレタンが少し痩せている感じですが、座り心地に大きく影響するほどではないと思います。

コンパクトなサイズ感、軽い印象のデザインも魅力的です。ヴィンテージならではの、シルエットと雰囲気。

古道具