淡いグリーンのケビント

爽やかなミントグリーンでリペイントされたケビント(医療棚)です。昭和30年代前後でしょう。

上部に取り外し可能のガラス棚板4枚と、下部に固定式の棚板が1枚付属しています。

側面もガラスですので、光が良く通り、中に入れた物がきれいに見えます。

全体に見られるペンキの剥がれもいい味わい。

棚板は4枚ともオリジナルの型ガラスが残っています。

古いケビント特有の、丸みを帯びた取っ手。鍵は付属しておりますが、施錠はできない状態です。

取手は回転式。回して掛け金を反対側の扉に引っ掛ける構造です。

上部ガラス扉の落とし金具が欠品していますが、ローラーキャッチを取り付けましたので、扉は勝手に開かないようになっています。

細かい傷みや、塗装の剥がれが全体に見られ、

下段に絵の具の跡があります。

また、ガラス板に小さなチップが見られますが、大きなダメージや構造的な問題はありません。

古いものならではの魅力に溢れたケビントです。定番の医療棚よりシンプルですっきりとしたデザインで、ディスプレイ用はもちろん、食器棚にもよさそうですね。

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