世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
Modern design and Folk art of the world.

Shopping

Fabricius & Kastholm “FK86”

1965年にドイツのAlfred Kill International社から発表された、デンマークのPreben Fabricius(プレーベン・ファブリシャス)とJörgen Kastholm(ヨルゲン・カストホルム)によるデザインのキャスター付きアームチェアです。日本ではMOBILIAにて取扱われていました。
現在3本脚タイプのラウンジチェアが復刻されていますが、このキャスターベースのものは廃番になっています。
座面は回転機能付きで、高さ調整も可能です。
クッション、シェル共に本皮使用。クッションはボタンで固定されており、取り外しができます。
背もたれは頭まで気持ちよく預けられるハイバック。
アームを革紐で巻いたフレームは、ファブリシャス & カストホルムのデザインの特徴とも言えます。
キャスターはロック付きです。
座面下のキャップを緩め、座面を回転させると5センチ程上下し、6角のネジで座面回転の固さも調整できます。
革紐に使用感が見られ、
金属部分に細かいスレがあります。
また革部にシワや小さな凹みが見られ、
シートの裏側の張り地にやや剥がれている箇所がありますが、大きなダメージはありません。
金属と革のコンビネーションが、シャープでありながらどことなく人間的といった雰囲気。ドイツ、デンマーク両国のデザイン的特徴がバランスよく混ざり合い、2名のデザイナーの哲学がしっかり表現された椅子です。

Fabricius & Kastholm “FK86”

サイズ   幅680、奥行き740、高さ1,050〜1,100、座面高さ400~450
価格   売約済 ありがとうございました。