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イギリス Lloyd Loomチェア

イギリスLloyd Loom Lusty社製、1958年のGeoffrey Lustyによるデザインのアームチェアです。鉄脚とミントグリーンの色合いが50年代らしい1脚。
“Lloyd Loom”とは細いペーパーコードで編まれた椅子の総称。様々なメーカーがこの技法で椅子を製造しています。期限は1917年。アメリカ人のMarshall B. Lloydによって考案されました。その後1922年にはW・Lusty&Sons社がライセンスを取得し、生産を始めます。
こちらの椅子のデザイナーであるGeoffrey Lustyは、W・Lusty&Sons社の創業者であるWilliam Lustyの孫にあたる人物。ソビエトが人類初の人工衛星を打ち上げた直後にデザインされたこの椅子は、その名にちなんで“Sputnik”とも呼ばれているようです。
丸いバスケットのフォルムと直線的な鉄脚の組み合わせが、モダンデザインの時代の本格的な到来を感じさせます。
細いワイヤーにペーパーコードを巻きつけた素材で、緻密にきれいに編み込まれています。
イギリスらしいクラシックなディテールも。
塗装のスレやペーパーコードが切れている箇所がいくつか見られますが、構造的には問題ありません。
Lloyd Loomには少し珍しいモダンな椅子。塗装のスレ具合も絶妙で、空間のいい抜けになってくれそうな雰囲気です。

イギリス Lloyd Loomチェア

サイズ   幅695、奥行き600、高さ745、座面高さ400
価格   売約済 ありがとうございました。