マルニマホガニー材小椅子

マホガニー材フレームのマルニ木工の小ぶりな椅子、座面は張替え済みです。60年代のヴィンテージ。

「デルタチェア」とも呼ばれており、その名の通り3角形の足が特徴的なデザインです。長く廃番の状態でしたが、近年同社にて復刻されています。

発表から何度かマイナーチェンジを繰り返し、このデザインに。復刻品はまた少しリ・デザインされているようです。

フレームに使用されているのは、マルニ木工の家具によく使用されている、ソロモンマホガニーと呼ばれている材だと思われます。

座面の張り地には、フレームとのコントラストが効いた明るいベージュのファブリックを使用。

独特のフレーム構造が目を引きます。

細部まで丁寧に組まれ仕上げられた、日本製らしいきっちりとした仕事が見て取れます。

背もたれに薄いスレが見られ、

脚先に小さな欠けがあります。

背もたれや脚の接合部に少し段差やクラックが生じていますが、大きな傷みや構造的な問題はありません。

小ぶりで可愛らしいサイズ感と個性的なフォルムが魅力の、ジャパニーズモダン・デザインの名品だと思います。

古道具