世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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飛騨産業 曲木のスポークチェア

“キツツキ”の愛称で親しまれている飛騨産業製、笠木に曲木が使用されたブナ材のスポークチェアです。70年代頃のヴィンテージ。座面はベージュのファブリックで張替えています。
デンマークのデザイナー、Helge Sibastの椅子などにも見られる、背のスピンドルが後ろ脚を繋ぐ横材まで伸びたデザインが特徴的。床に向けて内側に入るバランスも独特です。
アーム先端から伸びる後ろ脚もSibastの椅子に共通した構造で、かなり意識したデザインと言えるでしょう。
半円形を描く笠木は座ると体が包まれ、ちょっとした肘掛けにもなっています。
座面下地はプライウッドで3次曲線を描き、心地良い座り心地に。内部ウレタンも新規交換済みです。
前脚と後ろ脚を繋ぐ横貫は斜めに配置され、背のスピンドルとの視覚的な関連性を意識しているように思われます。
笠木の両端上部に塗装の色ムラがあり、
細かいスレやアタリが見られますが、大きなダメージはなく構造的にもしっかりしています。
交差しあうラインがとてもきれいな椅子。デンマークの椅子を意識してはいますが、独自のアレンジを施しており、オリジナリティもしっかり感じられるデザインとなっていると思います。写真のものは売約済みとなりましたが、同じベージュ色の生地で張替えたものが1脚、張替え前の在庫が2脚ありますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

飛騨産業 曲木のスポークチェア

サイズ   幅510、奥行き535、高さ600、座面高さ420

価格   売約済 ありがとうございました。