世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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Kai Kristiansen ローズウッドチェア

20世紀半ばのデンマークを代表的するデザイナーの1人、Kai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)によるハイバックのダイニングチェア。Korup Stolefabrik工房製、60年代のヴィンテージです。フレームは現代では希少材となったローズウッド材。座面は黒のビニールレザーで張替しています。
4本の横貫が並ぶ、ラダーバックのデザインが特徴的。
横から見ると、背もたれから後脚にかけての優美な曲線がよく分かります。
笠木よりも少し上まで伸びた角のような両脇の材や、
前脚と後脚を繋ぐ材の形状などにも個性があり、細部までカイ・クリスチャンセンの意図がしっかり反映されたフォルムとなっているように感じます。
縦材は座面部分で継がれています。ここで材を継いでいる椅子はあまり無いと思います。当時から希少で高価であったローズウッド材を効率よく木取りするための工夫でしょうか。半世紀を経ても緩みは全く生じておらず、デンマークの家具作りにおける木材の乾燥、加工、接着技術の高さと、材の無駄をできるだけ出さないための工夫が感じさられるディテールとなっています。
張り地にはヴィンテージ家具と相性の良い、キメの細かい表情の合皮を使用。
ローズウッドの木目もきれいに現れています。
フレームに細かいスレやアタリがあり、1脚の背の横材にやや目立つ傷が見られます。
また、ジョイント部分にわずかな段差が生じていますが、緩みやぐらつきなどはありません。
どの角度から眺めても美しい姿を見せる、デザイン、作りともにクオリティの高い椅子です。ローズウッドが落ち着いた雰囲気ですので、シックな空間にいかがでしょうか。合計4脚入荷しています。うち2脚の座面はまだ張替え前の状態ですので、張り地のオーダーも可能です。

Kai Kristiansen ローズウッドチェア

サイズ   幅4755、奥行き560、高さ985、座面高さ470

価格   売約済 ありがとうございまいした。