世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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大正〜昭和初期 4面ガラスケース

大正末期〜昭和初期の、タバコ屋で使われていたガラスショーケースです。挽物を使った天枠が特徴的なデザイン。
正面には古いゆらゆらガラスが残っており、落ち着きのある黒い塗装が独特な雰囲気を漂わせています。
反対側は引き戸があり、下に引き出しが2杯付属します。
4面ガラスですのでたっぷりと光を取り込み、中に飾った物がよく映えます。
1つ1つ丁寧に削り出された挽物の枠が優雅で繊細な印象。
枠の面取りや角の処理など、洗練されたディテールが見られます。
カップ形の取手に施された植物模様もクラシカルな雰囲気。
やや奥行きが狭い方のガラス棚板は厚さ3mmのものが使用されていますので、軽めの物を置くことをお勧めします。別途料金にて5mmのガラスにて新規作成も可能です。
もう1枚は厚さ5mm。2枚とも細かなチップやスレがありますが、大きな欠けはありません。
若干塗装の剥がれや白い汚れがあり、
片方の引き出しの底板に染みが見られます。
また、角の欠けや側板のクラックも見られますが、構造的な問題やぐらつきなどはありません。
天板、底板にも乾燥による隙間が生じています。どちらも薄めの材が使用されていますので、あまり重いものは載せない方がいいでしょう。
戸を閉めた際に両側の枠との間にやや隙間ができますが、開閉に問題はありません。
引き締まった黒と透き通るガラスの組み合わせがとても魅力的。和洋折衷なデザインにこの時代らしい空気を感じます。店舗什器やコレクションのディスプレイにいかがでしょうか。

大正〜昭和初期 4面ガラスケース

サイズ   幅905、奥行き310、高さ1,080
価格   売約済 ありがとうございました。