メキシコ Jorge Wilmot 陶器の魚
1928年メキシコ生まれの陶芸家、Jorge Wilmot(ホルヘ・ウィルモット)による、メキシコ中部の街、トナラで作られた魚のオブジェです。70年台のヴィンテージ。
伝統的なトナラ焼にいくつかの革新的な要素を取り入れた同氏の作品は、洗練されすぎないおおらかな表現が魅力です。
高音で焼き上げることにより光沢感が出ており、中国などアジアの焼き物の影響を取り入れた釉薬の表情もとても豊か。この2つの要素はWilmotがトナラ焼に持ち込んだものと言われています。
絶妙にデフォルメされ、顔つきは愛嬌があり活き活きとした表情が見られます。傷や欠けなどはなく、大変良好な状態。
伝統を守りつつ、新しい要素を取り入れたJorge Wilmotの作品は後年のメキシコの陶芸に大きな影響を及ぼしました。職人の息遣いが聞こえてくるような力強さがある、同国のフォークアートの名品といってもいい作品だと思います。
メキシコ Jorge Wilmot 陶器の魚
サイズ 幅430、奥行き290、高さ160
価格 売約済 ありがとうございました。