フィンランドARABIA “Emilia” 角皿

フィンランドARABIA社製、“Emilia”シリーズの角皿です。フォルムのデザインはKaj Franck (カイ・フランク)、図柄はRaija Uosikkinen (ライヤ・ウォッキシネン)が担当した、1957〜1966年の間に製造されていたシリーズ。

黒と白のシンプルな色使いですが、ハンモックで読書をする女性やその周りを囲んでいる植物などが、とても繊細な線で描かれており、ずっと眺めていても飽きません。

左右の大きな花はひまわりでしょうか。夏の訪れの喜びが花開いているような印象です。

ポットやカップの装飾や、

ブーツの穴まで細かく描かれています。

周囲は連続した植物モチーフの細かい柄が囲んでいます。

シンプルですがバランスの取れたフォルムは、カイ・フランクらしいデザイン。

柄のにじみが1カ所見られ、

小さな傷が縁の4箇所にあります。壁掛け用の金具を固定していた跡だと思います。

若干のスレや、

表面にカトラリー跡が数カ所見られますが、ヒビや欠けなどの大きなダメージはありません。

生活の喜びに溢れた図柄がとても魅力的。フィンランドの短くも心地よい、外が気持ち良い季節ヘの想像が膨らみます。

古道具