PICASSO リトグラフポスター Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)の、85歳になった1967年にフランス中部のCHATEAU DE CLUN(キュラン城)で開催された展示の為のポスターです。パリの名門ムルロー工房でピカソ専属の刷り師、Henri Deschamps(ヘンリ・デュシャン)により750部制作された物。 描かれているのはピカソの自画像でしょう。91年の長い人生の中で油絵とデッサンだけでも1万点以上の作品を残したピカソは時代によって作風を変えていきますが、恋多き男という一面もあり、出会った女性に影響され制作した作品も多く残されました。 深いグリーンや青緑、濁った薄紫色の作品に対して、タイトルと会場表記には少し落ち着いた赤が使用されており、ポスターとしての告知インパクトとグラフィック的なバランスに配慮した色使いとなっています。 元となった作品にはチョークのような画材も使用されており、タッチやニュアンスまでしっかり再現された刷りはやはり技術力の高い工房ならではの仕事といった印象。 刷り込みによるサインが見られます。ポスター上部が少し波打っている状態ですが、シミなどはありません。 額の状態も良好です。 晩年のピカソは批評家筋からの評価は決して高くなかったようですが、「この歳になってやっと子どもらしい絵が描けるようになった」と自身が語っている通り、自由に描く楽しみを見つけていたようです。 ハイライト的に使用された芥子色と金彩の額縁のバランスが絶妙。60年代の空気がそのまま感じられるかのような紙の質感とフォント使いも魅力です。 PICASSO リトグラフポスター サイズ 縦915、横615 価格 売約済 ありがとうございました。 購入する ( Contact )