顕微鏡用ガラスベルジャー a

顕微鏡のカバーに使用されていたガラスのドーム、通称“Bell Jar” (ベルジャー)です。高さ51cmと、ガラスドームにしては大きなサイズ。顕微鏡用のベルジャーはアンバー色のものが多い印象ですが、珍しくクリアなものが入荷しました。

台座はありませんが、底の縁を広げることによってしっかり安定しており、確かにベルのようなフォルムに見えます。

取っ手は上部がカットされており、マットな質感に。吹きガラスで1点ずつ手作りで作られたものと思われます。

ガラスのゆらゆらとした波打ちがきれい。

理科学用品のメーカによる品質表示と思われるマークが見られます。

表面にひずみや気泡は見られますが、古い吹きガラスならではのディテールです。こういった表情も込みでお楽しみください。

厚みのあるガラスの表情が独特な存在感を放ち、入れた物をまた違った印象に演出します。何を入れるか、想像が膨らみますね。

さらに大きなサイズのもの入荷しています。若干色味が違うのも興味深いですね。

古道具