世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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イギリス Anglepoise “1209” 30年代

イギリスAnglepoise(アングルポイズ)のデスクライト、“1209”です。自動車メーカーのエンジニアであったGeorge Carwardine(ジョージ・カウォーダイン)によるデザインの、1930年代に発表された最初期モデル。
4本のスプリングを使用して、バランスをとり自由な角度を保ちながら照らすことができるという画期的な機能性を持つスタンドとして人気を博しましたが、工業製品的なイメージが強く、3本スプリングのより家庭的で洗練されたデザインのモデルにシフトチェンジしていきます。
シェードは上下と左右にも角度調整が可能です。
コードとプッシュスイッチ付きのソケット、コンセントプラグは新しいものに交換されており、安心してお使いいただけます。
ビスには真鍮色の物が使用され、ややクラシカルでエレガントな印象に。
アームはベース部分で360°回転します。
“ANGLEPOISE”と、元は自動車や自転車用の部品メーカーであった“HERBERT TERRY & SONS LTD.”の刻印が見られます。Anglepoiseに必要な高精度のバネはこちらの会社が作成しており、後に器具全体の製作を請け負うことになります。
シェード とベースは再塗装されており、細かいハゲや、
内側にもペンキの跡があります。電球は口径B22Dの海外球。日本でも大きなホームセンターや通信販売などで入手可能です。
他にも小サビや真鍮色部分にも細かい色ハゲが見られますが、大きなダメージはなく、アームの動作にも問題はありません。
モデルチェンジを経て現在でも生産され続けているAnglepoiseの、なかなか見かけることのないモデル。モダンデザイン初期らしい無骨さがたいへん魅力的です。

イギリス Anglepoise “1209” 30年代

サイズ   最大幅1,200、最大高さ1,100、各アーム長さ520、シェード直径140
価格   売約済 ありがとうございまいした。