真鍮×チーク材コートハンガー

真鍮をメインにアクセントとしてチーク無垢材が使用されたコートハンガーです。70年代頃のものでしょう。生産国は不明ですが、北欧もしくはイギリス、ドイツなど、ヨーロッパの国で作られたものであることは間違いないと思います。

上段、中段、ベースのチーク無垢材のパーツは正円形で揃えられており、真っ直ぐに伸びたスリムなポールや端正な4本脚など、全体的に引き締まったデザイン性が感じられます。

上段には有機的なフォルムの7本のフックが付属しており、回転機能付き。

丸みを帯びた形状とマットな仕上げが柔らかな表情を見せています。

中段にも同じデザインのフックが3本付属。こちらは回転しません。

ポールはメッキ仕上げと思われ、細かい傷みが生じています。

上段のフックが1箇所別のものに交換されており、

他にも真鍮、木部、どちらにも細かい傷みや薄いシミなどが生じていますが、いずれも表面的な物で、目立つ大きなダメージはありません。

色や形状のコントラストがきれいで、とても美しい佇まい。フォルム、素材感ともにコートハンガーには珍しいデザインだと思います。

古道具