Cassina 喜多俊之 “Kick” イタリアを代表するモダン家具メーカーCassina社製の1983年に発表されたサイドテーブル、“Kick”です。60年代からイタリアやドイツなど世界各国で活躍している喜多俊之氏によるデザイン。これまでに手掛けたプロダクトのいくつかはMOMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに選定されており、こちらもそのうちの1つです。 喜多氏によるデザインで1980年に発表された、多機能椅子の先駆けともいえる“Wink Chair”用にデザインされたサイドテーブル。天板はガス圧により高さの調整が可能で、ゴム製パーツが付いた1本の軸を中心に、2つのキャスターで自由に回転させられる作りとなっています。 天板は正円の一部分が伸びたような、愛嬌のある形状。 エッジ部分は少し迫り上がっており、移動した際にペンなどが転がり落ちにくいようになっています。 天板の昇降はこちらのレバーで動作します。 軸から2又に別れた脚にキャスターが付属しており、 軸先についたゴム製パーツが滑り止めとなって、しっかりと安定感を保ちます。 レバーに付いているパーツと、キャスターが黒い球形で統一されており、かわいらしい印象。 全体に少し使用感があり、 中心の軸に錆びが見られ若干動作が固くなっていますが、使用に関わるダメージや目立つ傷みなどはありません。 「口笛を吹くと走ってきてくれそうなテーブル」という意図でデザインされた通り、キャラクターのようなどこか愛らしい佇まいが魅力的。80年代らしい遊び心のあるデザインは、今見てもとても新鮮に写ります。 Cassina 喜多俊之 “Kick” サイズ 幅500、奥行き490、高さ410〜545 価格 売約済 ありがとうございました。 購入する ( Contact )