デンマークチーク無垢材4杯チェスト

チークの無垢材で作られた引き出し4杯のチェストです。60〜70年代のデンマーク製。

北欧では、チークやローズウッドなどの貴重な輸入材は薄くスライスした突き板として仕上げに用いることが一般的ですが、こちらはほぼ全ての部分に無垢材を使用しており、たいへん贅沢な素材使いとなっています。

本体の天板や側板だけではなく、

引き出しの横板も無垢材で、

底板もチークの突き板で仕上げられています。内部にまでチーク無垢材が使用されていることから考えると、デンマークでもかなりの高級家具だったものと思われます。

角は組み継ぎによって接合されており、木目の変化が目を楽しませてくれます。

引手は彫り込み加工。

脚部の丸みを帯びた面取りも、無垢材だからこそのディテールです。

背面もチークの突き板で仕上げられています。

“MADE IN DENMARK”の表記の他に工房名らしきスタンプも見えますが、残念ながら読みれず詳細は不明。

小キズや、

薄いシミ、

スレなどが見られますが、目立つ大きなダメージや構造的な問題はありません。

重厚感のある無垢材ですが、本体を床から少し浮かせたフォルムにより軽快なイメージを与え、バランスの取れたフォルムになっています。癖のないデザインで、いわゆる北欧ヴィンテージよりも幅広いコーディネートでお楽しみいただけると思います。

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