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脇田愛二郎 リトグラフ作品

1942年生まれの造形作家、脇田愛二郎によるリトグラフ作品です。製作年の表記はありませんが、1970年代のものと思われます。
武蔵野美術大学を卒業した翌年から渡米し、アメリカと日本国内で版画や立体作品を発表していました。版画作品はニューヨーク近代美術館 (Moma) にも収蔵されています。
70年代の版画作品は色彩と線による表現が特徴的。
斜めのラインと濃淡、画面を区切るマス目が幾何学的な画面に変化を加つつ、色彩のグラデーションと線のリズムにより平面に立体感を与えています。
縦の枠線にも濃淡のコントラストが付いており、視覚的な錯覚の効果を利用したオプアート的な要素も感じられます。
エディションは22/75。鉛筆による直筆のサイン入りです。
モダンな印象のアルミフレームで額装済み。
角の部分に色ヤケがあり、
ガラスに薄いスレなどが見られますが、目立つダメージはありません。
余白をほとんど取らない細い枠のフレームでの額装のセンスもよく、モダンでクールな空間の壁面によく合いそう。幾何学的で、規則性がありながらランダムさも含んだ表現ですが、不思議と有機的な表情も見えてきます。

脇田愛二郎 リトグラフ作品

サイズ   縦805、横990、厚さ33
価格   売約済 ありがとうございました。