世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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篠原有司男 シルクスクリーン作品

1932年、東京麹町生まれの現代美術家、篠原有司男 (しのはらうしお) の1973年に製作されたシルクスクリーン作品、全12枚の「星座シリーズ」の1枚、“Aquarius” (水瓶座) です。
1958年の初個展開催ののち、1960年には赤瀬川原平、荒川修作らと共に、建築家磯崎新の処女作である吉村益信の住居兼アトリエ、新宿ホワイトハウスにて「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成し、過激な前衛パフォーマンスやジャンクアートで注目を集め、「モヒカン刈り」でも話題となりました。
その後、ボクシンググローブでキャンバスに絵を描く「ボクシング・ペインティング」のパフォーマンスでもよく知られるようになり、1969年渡米の渡米以降ニューヨークを拠点に活動しています。
篠原らしいエネルギッシュで活力に溢れた図柄となっており、湧き出る水と燦々と輝く太陽が描かれています。
金彩によるラインとAquariusの文字や、
色とパターンを重ねた、透明感のある水の表現も特徴的です。
エディションは64/100。
鉛筆による肉筆のタイトル表記と、
サイン入りです。
フレームに小キズがありますが、それほど目立つものではないと思います。マットは新しいものに交換済み。
作品のアクセントカラーであるゴールドのフレームによる額装のセンスが良く、存在感がありながらまとまりのある印象となっています。篠原氏の作品の中でも比較的飾りやすい1枚ですが、見ていると氏が持つパワーを少し分けてもらえるような気がします。

篠原有司男 シルクスクリーン作品

サイズ   縦585、横736
価格   売約済 ありがとうございました。