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ペルー キヌア 陶器の大型オブジェ

ペルー南部、標高2,750メートルのアンデスの街、アヤクチョ郊外にあるキヌア村で作られた、陶器のオブジェです。60〜70年代のヴィンテージ。
7階建ての大きな教会が素朴な焼き物で表現されており、約1mとかなり大きなサイズ感となっています。
教会やキリストの誕生など、キリスト教モチーフの作品も作られていますが、こちらはペルー土着の文化がモチーフになっているようです。
頂部には、インカ帝国の聖なる3大動物、大きなコンドルを中心に、蛇とピューマが左右に配置されています。
洞窟のような開口部には、木管楽器シクリや太鼓ボンボを持つ人々が集まっており、伝統楽器を演奏するグループ、シクリスをモチーフにしているのでしょう。
土の素地に描かれた窓の草花模様が可愛らしい印象です。
下にも楽団や人々、さまざまな動物たちが教会を囲んでいます。
服の模様や楽器、顔の表情まで絵付けされており、細部まで眺めてしまいます。
作者のサインと思われる「Julio 」の文字が見られます。
ひび割れ、
欠け、
シミなどがありますが、雰囲気を損ねるような目立つダメージはありません。
個性の強いプリミティブなモチーフを素焼きの素朴な質感が程よく和らげている、深い歴史を持つ南米ペルーのフォークアート。大きなサイズはかなり希少かと思います。現地の人々の生活を思い浮かべつつ、じっくり眺めながらお楽しみください。

ペルー キヌア 陶器の大型オブジェ

サイズ   幅420、奥行き285、高さ990
価格   売約済 ありがとうございました。