Hans J. Wegner “PP203” オーク材 デンマークPP Mobler社製、Hans J. Wegnerによるデザインのアームチェア、品番“PP203”です。 フレームはオーク材のオイル仕上げ、座面は本革で貼り替え済み。 発表は1969年、その20年前に発表されたウェグナーの代表作といえる“JH503”(通称 The Chair)をリデザインして生まれた椅子で、機械での加工をより多く取り入れ、効率的な木取りを可能にし、コストを抑えることで販売価格下げることに成功しています。 背もたれは色の濃いウェンジ材を間に挟んでオーク材を繋ぎ合わせ、視覚的なアクセントとして機能させつつ接合部を補強し、材に無駄が出ないようデザインされています。ウェグナーがデザインした他の椅子にも見られる構造で、彼の特徴の一つ。 自然な色合いの、明るい茶の本革で張り替えています。きめの細かい表面の表情が滑らかな曲線で構成されたフレームとよく合っていると思います。 フレームに細かい打ち込みなどが見られますが、目立つ大きなダメージやグラつきなどはありません。ヴィンテージとしてはたいへん良好な状態です。 コストを抑えた椅子とはいえ、新品ではかなり高価で、中古で出ることもかなり稀。PP Mobler社とウェグナーの関係性においても、重要な椅子と言えるでしょう。 Hans J. Wegner “PP203” オーク材 サイズ 幅585、奥行き488、高さ705、座面高さ450 価格 売約済 ありがとうございました。 購入する ( Contact )