世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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Erik Gunnar Asplund “Goteborg”

1885年、スウェーデンの首都ストックホルムに生まれた建築家、Erik Gunnar Asplund (エリック・グンナール・アスプルンド) によるデザインの椅子です。
オリジナルはスウェーデンで人口が2番目に多い都市Goteborgの1912年に開催された市庁舎増築計画コンペでアスプルンドの案が採用された際、裁判所用の椅子としてデザインされたもので、現在はイタリア Cassina社から“501 Goteborg, 1”として製造販売されています。
フレームはアッシュの無垢材、背もたれと座面は黒の本革。
背もたれの曲線が美しく、
後ろ脚も優雅なラインを描き、モダンデザイン初期らしいややクラシカルなフォルムが特徴的です。
クッションは厚みがあり、快適な座り心地。
材は同じですが、特に後ろ側に少し色味の個体差がありますので、ご了承ください。
革に若干の使用感や、木部に細かい傷などが見られますが、目立つダメージはなく、良好な状態を保っています。
アスプルンドが残した建築は「北欧モダン建築の原点」として、アルネ・ヤコブセンやアルヴァ・アアルトなど後年の建築家、デザイナーたちに大きな影響を及ぼしました。建築はスウェーデン国内に現存していますが、製品化されている家具はこの椅子だけだと思います。55歳の若さで逝去してしまった偉大な建築家の、偉大な遺産と言えるプロダクトです。

Erik Gunnar Asplund “Goteborg”

サイズ   幅400、奥行き505、高さ785、座面高さ455
価格   ¥167,500 (税込み) 在庫1