栗無垢材引出し20杯の棚

栗と思われる無垢材が使用された、引き出し20杯の棚です。昭和30年代頃のものでしょう。

2列10段の構成で、下の2段は深さのある引き出しとなっています。

引き出し前板のほか、天板と側板にも無垢材が使用された贅沢な素材使い。

直線的なフォルムに加え、円柱形の金属製取っ手もモダンな印象を与えています。

鍵は欠品していますので、ご了承ください。

全体的に再塗装されているようでやや色むらがあり、細かい塗装の傷みや、

スレや打ち込み、欠けがあります。

取っ手に表面的な変色があり、パーツのデザインが3箇所ほど異なっていますが、それほど気になるものではないと思います。

半数ほどの引き出し底板に隙間が生じており、

背板に隙間が見られます。

また、枠材に補修跡がありますが見える箇所ではなく、雰囲気を損なうものではないと思います。

やや作りに大味な部分がありますが、無垢材の家具ならではの存在感はしっかりと感じていただけるかと思います。豊富な収納力と細かい仕分けが可能な引き出しの数は、作業場やアトリエなど物作りの現場にもおすすめです。

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