菅井汲 リトグラフ作品 1950〜80年代にかけて日本とフランスで活躍した画家、菅井汲(すがい くみ)の、1971年に発表されたリトグラフ作品“Foret”です。 フランス語で「森」を意味するタイトルの通り、深緑色の木を連想させるモチーフに赤色のラインが組み合わせられた回転対称の構図で、 淡いクリーム色味の背景には45°の黒色斜線で枠が描かれており、中央のモチーフとの遠近感が強調されているかのような印象を受けます。 エデイションは51/100。 直筆によるサイン入り。 落ち着いた色味のフレームは、角にさりげない装飾が施されており、上品な雰囲気が作品によくマッチしていると思います。 フレームに色むら、 欠けが見られます。 作品にもマットとの際部分に色の差異が生じており、 マットにも薄い汚れが見られますが、目立つ大きなダメージはありません。 ナチュラルな素材感のインテリアにも合いそうな、リラックス感と緊張感が程よいバランスで調和した作品。菅井氏の絵の特徴であるスピード感は少し抑えられており、珍しく自然をモチーフにした造形がグラデーションを用いて表現されて落ち着いた印象ですが、赤い直角のラインにらしさが表れているようにも思います。 菅井汲 リトグラフ作品 サイズ 縦871、横730、厚さ30 価格 売約済 ありがとうございました。 購入する ( Contact )