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宮田雅之 シルクスクリーン作品

1926年生まれ、東京都出身の切り絵作家、宮田雅之のシルクスクリーン作品です。
宮田氏は、1948年の創業以来東洋文化を西欧に伝える出版活動を続けている、チャールズ・イー・タトル出版社で海外向けのブックデザイナーを務めた後、谷崎潤一郎に指名され「雪後庵夜話」の挿絵を手掛けたことで、挿絵画家としてのキャリアをスタートしました。海外からの評価も高く国連やホワイトハウスにも作品が収められており、1995年には日本人初の国連公式認定画家にも選任されています。
落ち着いた青色の背景をベースとし、同氏の切り絵でよく目にする月のモチーフを中心に、流れるような曲線や大小の目が浮かぶ個性的な絵柄です。
月の表面は金彩で描かれており、三日月が浮かび上がっているようです。
鉛筆による肉筆のサイン入り。
マットが全体的にやや黄変しており、
ガラス左下に小さなチップが見られますが、作品自体に目立つダメージはありません。
宮田氏の代表的な作風でもある記号的な日本らしさからは距離を置き、自由な発想で描かれたかのような作品ですが、氏の世界観に通底する幻想的な妖艶さも感じられる、たいへん興味深い1枚です。

宮田雅之 シルクスクリーン作品

サイズ   縦404、横304、厚さ16
価格   売約済 ありがとうございました。