世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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Giancarlo Piretti “Dsc 106”

1940年イタリア ボローニャに生まれたデザイナーGiancarlo Piretti (ジャンカルロ・ピレッティ) が、デザイナーとして勤務していたAnonima Castelli社から1965年に発表した“DSC 106”チェアです。70年代のヴィンテージ。同社の折り畳み椅子“Plia”も、ピレッティの代表作として広く知られています。
背と座はマホガニーと思われる突板仕上げのプライウッド、フレームにはアルミ鋳物が使用されています。
見た目のクールさと機能性を兼ね備えたモダンなデザインが人気を呼び、公共施設や事務用に幅広く取り入れられました。
背と座が張り仕上げになっている使用のものよりもクッション性はやや劣りますが、人体に沿った局面が体をしっかり受け止めてくれます。
スタッキングが可能で、
横に連結できる仕様になっていますが、連結用のパーツは欠品しているようです。
脚先にはグライズ付き。4点全てオリジナル物のが揃っています。
突き板に表面的な傷みや、
補修跡があり、
座面の裏に欠けも見られます。
脚部にも表面ビニールカバーの割れや、金属部分に細かい錆などが見られますが、ぐらつきなどの使用に関わる問題はありません。
落ち着いた色合いの木部とアルミパーツの色合いや素材感、背と座の曲線的なラインと斜めにまっすぐ伸びた脚との対比が印象に残こる、イタリアンモダンの名品。デスクチェアやダイニングチェアなど、幅広い用途で活躍してくれると思います。

Giancarlo Piretti “Dsc 106”

サイズ   幅575、奥行き545、高さ768、座面高さ450
価格   売約済 ありがとうございました。