世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
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山本容子「不思議の国のアリス」

銅版画家山本容子による2008年の作品、“Alice's Adventures in Wonderland-green”です。数学者で詩人でもあったイギリス人作家ルイス・キャロル原作の絵本「不思議の国のアリス」の挿絵として制作されたもの。
山本氏は小説家吉本ばなな氏の作品「TUGUMI」の挿絵や表紙絵を担当するなど、書籍の装幀、挿画を数多く手掛けており、2005年からは新たなライフワークとして、病院などの医療現場でのホスピタル・アートにも活動の場を広げ、2008年には新宿三丁目駅のステンドグラスとモザイク壁画の制作など、多岐に渡る制作活動を続けています。
ソフト・エッチング技法が用いられた繊細なタッチの描線に、手彩色による柔らかな色味で着色された草花や洋服など、可愛らしさの中にも大人びた雰囲気がある個性的な作品になっています。
本人の肉筆によるサインと、タイトル表記が見られます。
エディションナンバーは43/80。
裏面にも直筆サイン入りで、愛犬家でもある山本氏ならではの可愛らしい犬のイラストも一緒に描かれています。上部には為書が入っていますので、ご了承ください。
アクリルの表面に細かい傷がありますが、作品自体に目立つダメージはありません。
飾りやすい小サイズの可愛らしい作品。余白を多めに取った明るい色味の木製フレームの額装は上品で、楽しげな作品の雰囲気ともよくマッチしています。イギリスのカントリー家具など、ナチュラルなインテリアコーディネートにいかがでしょうか。

山本容子「不思議の国のアリス」

サイズ   額 縦380、横318、奥行き18 
作品 縦170、横120
価格   売約済 ありがとうございました。