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オノサト・トシノブ “Silk-55”

1963年に日本国際美術展にて最優秀賞を受賞、1964年と66年にはヴェネツィア・ビエンナーレに出展するなど、日本の前衛美術の先駆者として国内外で活躍した長野県出身の画家、オノサト・トシノブ (小野里利信) による1973年シルクスクリーン作品「Silk-55」です。
1912年生まれのオノサトは、太平洋戦争に出征してシベリア抑留から1948年に帰国したのち、群馬県桐生市のアトリエで「円」をモチーフにした作品を描き続けました。
60年代以降は画面を鮮やかな色彩で細かく幾何学的に分割した作風に到達し、こちらの作品も暖色と寒色が用いられた、緊密な構成になっています。
エディションは53/150。
サインとエディションナンバーは本人の肉筆によるものです。
裏面には壁掛け用のワイヤー付き。
作品の端に斑点状のシミ、
作品中にも小さな点状のシミが見られます。
額にも小キズが見られますが、いずれもそれほど気になるものではないと思います。
近くで見ると細密な幾何学模様が、離れてみると黄色い円が目に入り、また違った印象に。ミニマルでモダンなインテリアや、色味を抑えた空間のアクセントなどにいかがでしょうか。

オノサト・トシノブ “Silk-55”

サイズ   額 縦446、横569、奥行き24 絵 縦315×横410
価格   ¥64,500 (税込み)