世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
Modern design and Folk art of the world.

Shopping

Paolo Boni “Grafisculpture”

イタリア トスカーナ州出身、1926年に生まれの画家、版画家、彫刻家、Paolo Boni (パオロ・ボニ) による、1986年に作成された自身の個展のためのポスター作品です。
展示のタイトルは“Grafisculpture”。パオロ・ボニは1954年からフランス・パリに拠点を移し、70年代から金属片を用いたコラージュによる、“Grafisculpture (グラフィスカルプチャー) ”と呼ばれる手法での制作を開始します。
こちらのポスターにも金属片による凹凸がコラージュされ、一部には着彩して作成されています。
会場として表記されているLA CONCIERGERIE(コンシェルジュリー)は、パリ1区、セーヌ川の中州であるシテ島西側にある、かつての牢獄。現在は観光名所となっており、その内部で展示を開催していたようです。Imp. (Imprimerie 印刷所) には、Dutrou.Parisの表記があり、Joan Miroの作品も担当していた、Robert Dutroumによる銅版画工房で刷られたものとなります。
鉛筆による直筆のサイン入り。
フレームに細かい傷、
アクリルにスレが見られますが、作品自体に目立つダメージはありません。
凹凸感やその重なりなど、1枚の薄い紙に表現された、硬い金属の情報や存在が独特のテクスチャーを生み出しています。文字のフォントやバランスも作品の一部となり、デザインとしての完成度も高いと思います。

Paolo Boni “Grafisculpture”

サイズ   縦691、横493、厚さ42
価格   売約済 ありがとうございました。
配送ランク   
配送料金について