世界のモダンデザインと民芸 日本人の買い物の軌跡
Modern design and Folk art of the world.

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いよいよ間近に迫った「流水席 at room 103 〜純台湾式カルチャーイベント〜」の参加者等を少しずつご紹介します。今回は出店者編です。
 
■2手舎 http://www.nitesha.com/

写真集、美術書、アートブック等を中心に、その他様々なジャンルの国内書籍と海外の洋書の販売・買取をするweb書店。アジアの若手作家によるアートブックを精力的に日本に紹介している。

今回のイベントを開催するにあたり、デザインされた商品を見つめ直す古道具屋が主催をしているからこそ、デザインに着目したイベントにしたいと考えました。そこで、2014年に『Golden Selfish Week』というイベントをroom 103で行った際に出店して頂いた、2手舎さんにまず相談させて頂きました。デザインの面白さと印刷技術が密接に結びつき、共に発展を続けている台湾のアートブック。その中から台湾デザインの現在がわかるものと、特に装幀にこだわりを感じるものを10点ほど選書して頂いています。
 
今回は会場で展示販売予定の本から、先取りしていくつかご紹介。
 

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①T5 台湾書籍設計最前線
台湾で最も影響力のあるグラフィックデザイナー、聶永真(アーロン・ニエ)、王志弘(ワン・ジーホン)、小子(シャオツー)、霧室(ウーシー)、何佳興 (ホー・ジャシン)の5組を現地取材し、これまでに手がけたブックデザインなどを豊富な写真とインタビュー記事で紹介。また台湾に残る唯一の活字鋳造販売所と特色ある2つの出版社、田園城市と雄獅美術を取材した記事も収録。台湾デザインの現在を知る上では欠かせない一冊。書名のT5は「TAIWAN5」 「TOP5」の意味をかけているそうです。表紙の背には台湾ではおなじみのバッグの素材が使用されている。
※現在手に入りづらくなっている為、在庫が少ない場合がございます

 

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②#tag 没有代表作 聶永真
台湾を代表するデザイナー・聶永真(アーロン・ニエ)の代表作をまとめたヴィジュアルブック第二弾。前作『没有代表作』が彼の初期から2008年までの仕事を紹介する内容だっ たのに対し、本書では2009年から2014年までの書籍、CDジャケット、ポスター、その他印刷物など彼の代表作が三分冊で収録。第3巻にはインタビュー(中文/英文)も併録。

 
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③She interviewed a door 鄭婷(Ting Cheng) 作品集
台湾出身のアーティスト鄭婷の作品集。nos:booksは兒子(Son Ni)が2009年から始めた独立系出版社。印刷、紙の選別、加工、デザイン全てが独特で台湾的。制作工程は兒子が一人で担当している。インディペンデントの中のインディペンデント。

 
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④JUST MILK 他・她・他 小説ZINE JUST BLACK 他・她・他 小説ZINE
ある平凡な火曜日の午後、会社の電話が彼女に告げた。
誰かが十四杯の珈琲と一杯のミルクティーを届けに来たと….

台湾のファッションブログ「個人意見」のブロガーで、台湾ネット書店の最大手「博来客(OKAPI)」の専属作家でもある陳祺勳が紡ぐ小説集。『JUST BLACK』『JUST MILK』『JUST LATTE』の三色展開で、缶の中に閉じ込めたデザインは台湾のグラフィックデザイナー聶永真(アーロン・ニエ/Aaron Nieh)によるもの。巻末には陳祺勳 × 聶永真との対談も収録。内容はどの色も同じですのでお好きな色をどうぞ。(注)テキストは中国語です。

(選書・紹介文:2手舎)

O.OO Risograph & Design (オー・ドット・オーオー) http://odotoo.com/#riso
台北のリトグラフ印刷スタジオ兼グラフィックデザイン事務所。独特のセンスや色彩感覚でリトグラフ印刷を使用した出版物を発表し、日本から輸入した紙材や台湾の装丁加工技術で新たな可能性に挑み続け、現地のデザイナーやイラストレーターたちの注目を集ている、デザイナー2人組み。

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スタッフ林も台湾に帰郷した際、リトグラフの印刷でお世話になった現地のお店。
手触りの伝わるものづくりに、ポップな感覚が取り入れられた作品は、懐かしさと新しさが共存した独特の魅力があります。当日は、リトグラフなどのグッズ販売を予定。ホームページもとても楽しい内容ですが、手触りや質感はやはり実物を見なければ感じ取れません。是非会場で、手に取ってご覧下さい。

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※こちらのカードは取り扱いのない可能性がございます。
 
■ 絹窩 4 SCREEN PRITING(ジュエンウオ・シルクスクリーンスタジオ)  http://hsu-tzu-fan.blogspot.jp

 シルクスクリーンプリントアーティスト、徐子凡(HSU,TSU-FAN)が高雄市に作り上げた リトルプレスのセレクトショップ。シルクスクリーンを中心として台湾から欧米まで幅広く作品を集め、様々な作家とコラボしたZINE「duai」の出版も。自作の屋台付き自転車で台北から高雄まで回りながら出版物を販売するツアーを企画するなど、メインストリームの流行に反発する自由な生き方は、イラストのタッチにも反映されている。
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こちらも現地のお店。画像はスタッフ林がお店へ伺った際の写真です。アーティスト、徐子凡(HSU,TSU-FAN)の自由な生き方がそのまま表現されている様子がよくわかります。当日は“絹窩 4 SCREEN PRITING”で取り扱っているZINEを中心に販売予定。
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次回は食事編を予定しています!

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