「茶道」
2018.03.15
今回の「茶道に触れる会」のイベントを企画するに至った、個人的な体験について
少し書いてみます。
いつもたいへんお世話になっているとある方にご紹介頂き、今回講師を務めていただく
先生の教室でお稽古を少し体験しました。
短い時間でしたが、心地よい緊張感、動きの全てに意味を存在させるストイックさ、
道具の美しさ、その時にしかない特別な時間をお客様と共有するというある種の儚さ、
そんなことが強く印象に残りました。そして先生の滑らかな動きのきれいさも。
そういう意味では身体表現でもあるんだな、と。
どちらかというと敷居が高く、ともすると花嫁修業みたいなイメージも強く、
特に若い男性などとは縁遠い世界、みたいな印象かも知れませんが、
そんな偏見を持ったままでいるのがとてももったいなく思えたのです。
ほんの少し体験しただけですが、男性的な側面も思っている以上に感じられました。
お教室で正座してのお稽古はなかなか取っつきにくいかも知れませんが、今回は
椅子に座ってのお盆を使用したお点前の体験をしていただきます。
そして、茶道全般や道具に関する先生のお話しも。これもとても興味深く、
表面的な作法以上の、知的好奇心を刺激してくれるお話が伺えるかと思います。
デザイン的にも工芸的にも、日本の文化を語る上では書かせない「茶道」という世界。
そしてお茶室とは一味違うroom103の空間での茶道体験、
ぜひ色々な人にご参加頂きたいと思っています。
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